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ロケリポート【いいね上田 ストレッチーズ福島】

テレビ埼玉 情報番組マチコミ「いいね上田」

上田観光大使を、上田城の堀の陰からこっそり狙っています。上田は第二の故郷、埼玉県出身のストレッチーズ福島です。
ありがたいことに「いいね上田ブログ」第3弾も、書かせていただけることになりました。今回も静かに、でも心の中は城下町がざわめいている 、上田を想う時間です。
最初に伺ったのは、昭和38年創業の喫茶店「甲州屋商店」さん。上田駅から徒歩7分ほど。新幹線を降りてホットコーヒーを注いでも、まだホットなうちに着く距離です。

実はこのお店、創業当初はガソリンスタンドだったそうです。「では、ここのレギュラーコーヒーは満タンですか?」と聞いてみたら、マスターが「それいいですね」と満タンの笑顔で返してくれました。コーヒーも燃料も会話も、温かいお店です。
その後はアイスの卸を経て、現在の喫茶店に。店内は”味のある”というより、”味が染み込んだ”空間。赤いライトが照らす椅子たちは、座るだけで昭和と令和が混ざったような気持ちにしてくれます。

いただいたのは、クリームソーダ。オシャレなグラスに注がれた鮮やかな緑。飲むとまず甘さのパンチがガツン、そのあと炭酸の清涼感がじんわり沁みて、溶けたアイスと混ざる瞬間、子どもの頃の記憶がふっと戻ってくるような味でした。「これこれ、この感じ!」と心の中で拍手したくなるクリームソーダです。
撮影で余ったピザトーストもいただきましたが、トーストの歯ごたえとピザソースの香りが最高で、思わず舌が「うまっ!」と叫びました。
常連さんも多く、みんな”指定席”があるそうです。マスターがうっかり椅子を動かしてしまうと「マスター、今日この椅子ちょっと違うよ」と言われるとか。僕もこの茶色い椅子の座り心地を語れるくらい、通い詰めたいと思います。
撮影以外でも写真を見せてくださったり、気さくに話をしてくださったマスター。ガソリンスタンド時代の写真や、骨董屋さんから”売ってほしい”と頼まれた赤いグラスなど、思い出話が止まりません。渋くて優しい、まさに「上田の喫茶の顔」でした。
最後に、かわいい灰皿を添えて次のお店へ。

次に伺ったのは、昭和5年創業の「御菓子処 千野」さん。上田駅から徒歩10分ほど。新幹線を降りて”どのお菓子を買おうかな”と悩んでいたら、考えごとのまま着いてしまう距離感です。
優しい笑顔の店主さんが迎えてくださり、なんとここでは”練り切り体験”ができるとのこと。普段から日本酒やお茶に合わせて練り切りを楽しんでいる僕としては、これは夢のような体験です。
「どんなイメージですか? どんな色を使いたいですか?」と聞かれたので、「銀色ってありますか?」と尋ねたら、「銀色は…ないですね(笑)でも薄い紫なら近いかも」と柔らかく受け止めてくださりました。
作り方を教わりながら、僕のボケに店主が瞬間ツッコミ。褒めてもらいながら、練り切りも仕上がる、楽しいひとときでした。
そして完成したのがこちら。

そう、正解は「カップ焼きそばの湯切り」です。
最初に①をめくってお湯を入れ、反対側の②で湯を切る、あの部分ですね。

店主さんも「銀色って、そういう意味だったんですか!」「いや~湯切りと練り切りをかけるとは!」とこんな体当たりなボケにも感心してくださり、甘い笑顔を見せてくれました。おそらくあの瞬間、どんなお菓子よりも店主さんの笑顔が一番甘かったと思います。
そして、僕がこのお店に向けて詠んだ一句をお渡ししたところ、なんと店内の一番目立つ場所に飾ってくださりました。「応援してます、頑張ってください!」と写真も撮ってくださり、もう感激。もっとビッグになって、また必ず帰ってきたいと思います。

最後にお土産で買ったのは「くるみゆべし」。日本酒と合わせて家で味わうと、もちもち食感と味噌の甘じょっぱさがふわっと広がりました。

ここでちょっとした小話なのですが、今回の撮影中に僕が誕生日を言う場面がありました。すると次の瞬間「僕も一緒です!」と、なんと僕と全く同じ生年月日の音声さんが驚いて声を上げてしまい、現場が一気に驚きと笑いに包まれました。
自分と誕生日が同じ、それも同い年の方にお会いしたのは初めてで、僕も本当にびっくりしました。
上田には、そんな素敵な偶然の出会いもあります。
今回のテーマは「商店街に佇む老舗で、奥深さに触れる旅」
そんな上田で、また一文を置けたことが、何よりの”ごちそう”でした。
次はどんな”うま味”と”ぬくもり”を味わえるのか。
今からもう、心が上田駅の改札を通過しています。
ではまた、次回のブログでお会いしましょう。